阪神新守護神 契約間近のマテオに早くも不安説

2015年12月23日 16時00分

 阪神が獲得を目指しているパドレスのマルコス・マテオ投手(31)に早くも「不安説」がささやかれている。「不法賭博疑惑」で退団した呉昇桓に代わる新守護神候補として期待されているが、メジャー関係者や虎OBらからは続々と気になる指摘が…。

 

 退団した呉昇桓の代役守護神として虎が獲得に動いているマテオ。150キロを超える速球が魅力だ。阪神・四藤球団社長は22日、契約間近であることを認めた上で「あちらがクリスマス(休暇)に入ってきて、すぐに合意とはならない。うまくいって年明け早々になるかな、という状況」と話した。

 

 しかし、メジャー関係者のマテオへの評価は芳しくない。「(阪神は)抑えがいなくなって急きょ(獲得に)動いたんだろうけどねえ…。安定したきれいなフォームで投げるから球の出どころが見やすい。その上、球筋も素直だ。こちら(米国)ではそれも個性になるが、日本ではそうした投手は多いからね。ウインターリーグで対戦した筒香が『球速表示ほど速くは感じなかった』と話したそうだが、それも誇張ではないだろう。直球にそこまで力があるわけじゃないし、日本で苦労するのでは」

 

 大リーグに精通する阪神OBの一人もこう言う。「マテオは素直なフォームで昔、ウチにいたエステバン・ジャンに似ている。制球力に問題がある。ちょっと厳しいんじゃないか」。現役大リーガーとして2007年に来日しながら防御率4・66、6勝5敗と期待を大きく裏切り、たった1年でお払い箱になった右腕・ジャンを引き合いに出しての不安説。とても守護神を任せられるレベルではない、との見解だ。

 

 さらに別のメジャー関係者は阪神が同時に獲得を目指しているタイガース3Aのラファエル・ドリス投手(27)も含めて辛口。「2人とも制球が悪い。荒れ球だが、日本はストライクゾーンがこちら(米国)に比べて狭いからね。球は速いが、制球がいまひとつなのは日本に行って失敗する典型的なタイプ。そういう投手2人を獲得するのはどうか」とバッサリだ。

 

 もっとも、新助っ人の当たり外れは“くじ”のようなもの。実際「日本の環境やボールにフィットして大化けするかもしれないし、結局、来てみないとどうなるか分からない部分もある」(球界関係者)との声もある。大方の予想が外れて大活躍、という可能性にかけたいところだ。