【デスクと記者のナイショ話】

 デスク:韓国メディアが、ウインターミーティングから帰韓した李大浩が「ソフトバンク残留の考えはない」と明言したと報じていたな。実際のところはどうなんだ?

 記者:実は韓国球界関係者の中から勘繰る声が上がっているんですよ。同国代表関係者は「本当に言ったのかな? 日本に戻る可能性は十分にあると思うんだけどなあ」って。というのも、韓国人選手は特に長期契約にこだわる傾向があるんだそうで…。同関係者いわく「引退後の生活を気にする選手が多くてね。稼げる時に稼ぐという現実的視点で冷静に判断するんだよ。だからソフトバンクが長期大型契約を準備すれば、夢より現実を選択するのでは」って。

 デスク:李大浩に対するメジャーの評価は、2年総額4億円程度と決して高くないからな。

 記者:今オフ、韓国プロ野球から直接メジャーに挑戦する朴炳鎬(パク・ビョンホ)はポスティング制度を使ってツインズと4年総額1200万ドル(約14億5000万円)で合意、「プレミア12」MVPの金賢洙(キム・ヒョンス)はオリオールズと2年総額700万ドル(約8億5000万円)で合意したんですが、彼らの今季年俸は1億円を下回っています。李大浩は彼らとは事情が違いますからね。今季年俸は5億円。ソフトバンクはこれをベースに複数年契約を準備しています。33歳の李大浩はよりシビアに「夢より現実」を選択する可能性が高いというわけです。

 デスク:「残留しないなんて言ってない」って聞こえてきそうだな…。