巨人・岡本和真内野手(19)が21日、台湾ウインターリーグから帰国した。

 充実の武者修行だった。NPB選抜は20日の決勝で台湾アマチュア野球連盟に敗戦。それでも岡本自身は19試合に出場し、打率3割8分8厘はチームトップ。3本塁打も上林誠知外野手(20=ソフトバンク)と並ぶ同トップタイだ。さらに試合数を上回る20打点と26安打はいずれもリーグトップとなり、実り多き海外修行となった。

 羽田空港に降り立った岡本は「勉強になり楽しかった。結果というより、(秋の)キャンプでやってきたことを実戦でできるようにやってきた」と表情を緩めた。

 現地ではチームメートの上林らの“助言”もあり、打撃のヒントも得たという。また、ストライクゾーンや食生活の違いも肌で感じ「勉強になりました」といい、プロのアスリートらしく体調面にも十分に注意を払った。

 ルーキーイヤーの今季は一軍を17試合経験。9月5日のDeNA戦(横浜)ではプロ初アーチも放った。未来の4番と期待される若武者は、修行を糧に来シーズンはどんな飛躍を遂げるのか。