内弁慶の阪神ナインに“福留を見習え!”

2015年12月12日 16時00分

高級車をプレゼントされた福留。衰え知らずの秘密とは・・・

 阪神・福留孝介外野手(38)は11日、大阪市内で「2015年ヤナセ・阪神タイガースMVP賞」の表彰を受けた。チーム内で最もチームに貢献した選手に贈られる賞だが、福留は来季に向け連続受賞を狙って闘志を燃やした。衰え知らずのベテランだが、チーム内では活躍の秘訣をそのズバぬけた“コミュニケーション能力”にあると着目。V奪回のキーワードになるかもしれない。

 

 車両本体価格326万円の高級車「メルセデス・ベンツA180」を贈呈された福留は「賞を頂けることは光栄。頑張ってもう一度この賞をもらえるようにしたい。ソフトバンクの柳田君が2年連続で受賞したそうなので負けないようにしたい。来年もここに来られるようにしたい」と2年連続受賞を誓った。

 

 今季の福留は打率2割8分1厘で、20本塁打と76打点は、ともにチームトップ。さらに注目されるのは、ビジター試合での強さだ。ホーム試合が9本塁打、35打点なのに対し、ビジター試合では11本塁打、41打点とアウェーを全く苦にしない。

 

 今季のチームはホームで44勝27敗(1分け)ながらビジターでは26勝44敗(1分け)と“内弁慶外ねずみ”状態。それだけにチーム内では「福留はなんでここまでビジターでも変わらず高いパフォーマンスを発揮することができるのか。どんなささいなことでも見つけ出してチームに生かさないといけない」(球団関係者)となっている。

 

 そんな中、ある球団関係者は福留のコミュニケーション能力の高さに秘密があると指摘する。「(福留は)どこの球場に行ってもいろんな球場関係者にきちんとあいさつするんだよ。警備員さんやアルバイトの子にもね。顔見知りなら『元気?』とか『調子はどう?』とか世間話もして、初めて会う人にも話しかけている。だからどこの球場にも友人、知人がいる。そうすることでビジターでも試合前にリラックスできたり余計な気を使わなくていい。周りも良くしてくれる。ささいなことだけど、そういうことも(ビジターでの強さに)関係しているんじゃないか」

 

 そこで「正直、うちの生え抜きは内気な選手が多いから…。見習わせないといけない」(同関係者)というわけ。他の選手も敵地で積極的に周囲とコミュニケーションをとれば、リラックスした状態で試合に臨めるはず。もちろん、これがすべてではないが、少しでも「内弁慶」返上の役に立つかもしれない。福留流の作戦が、解決の糸口となるか…。