ソフトB・武田の仰天“両投げ” 左でも変化球ズバズバ

2015年12月11日 16時00分

左手でキャッチボールする武田

【ハワイ10日(日本時間11日)発】今季13勝を挙げてチームの大黒柱となった武田翔太投手(22)が、ハワイV旅行でゴルフを楽しんだ。この日のスコアは97。「最後の最後で叩いてしまった。後半ですね」と笑みを浮かべた。

 来季に向けては「イニング数を増やしたい」とのことで、今季の164回2/3イニングより多く投げるつもり。将来的な200イニング投球に向けて「いずれはそこくらい投げたいが、急には一気に上げられない。徐々に計画を持ちながらですね」と話した。

 高卒1年目だった2012年に、いきなり8勝1敗、防御率1・07をマークした天才肌だ。周囲の誰もが認める天性のセンスの持ち主でもある。「今季も序盤の登板では投球フォームをいろいろ試していたけど、結局どれでも違和感なく投げられてしまうから、首脳陣も困ってましたからね。教わった新しい変化球もあっさりとマスターしてしまいますしね」(チーム関係者)

 こんなエピソードもある。今季、米球界で両投げ投手のパット・ベンディットがメジャー昇格した時期のこと。自ら真剣な表情を浮かべて「僕も左で投げてみようかな。左で投げられたら(右と交互に)中3日くらいで行けるかもしれないし、それなら40試合くらい登板できますよね。両投げ用のグラブも持ってますしね」と切り出したのだ。

 そもそも武田はバランスを取るために左投げでの練習もするが、その投球には誰もがビックリするほど。サウスポーでも多彩な変化球を操れるとも話す。もっとも、右でトップを目指せる立場でもあるだけに、すぐさま素の表情に戻って「やめとこう」と挑戦断念を表明したが、不可能ではない器用さとセンスを持っているのは間違いないはずだ。

 この日、ゴルフコンペで優勝した佐藤投手コーチは「この打線なら、もっと勝ってもらわないと。今年のキャンプのときにオレが出した目標が15勝だったからな」と話した。底知れぬ才能を持つ武田。V3の大黒柱として、さらなる進化はなるか。