中日のドラフト指名12選手が10日、名古屋市内のホテルでユニホームの採寸を行った。

 その中で用具メーカー・アシックスの担当者を驚かせたのが、ドラ1左腕の小笠原(東海大相模)だ。何人ものアスリートの体を見てきた担当者が「外国人選手並み。恐竜みたいな足です」と異様に発達した太ももに目を丸くした。その太さは競輪選手並みの67センチ。その数字は現役時代にウエートトレで鍛えまくっていた全盛期の阪神・金本監督をも上回る。

 ただ、太いだけではなく「スクワットなら200キロを10セットくらいはいけます」とパワーも秘めている。「下半身を使って投げるので、初回から9回まで球速が変わらないです」。甲子園で見せた無尽蔵のスタミナの秘密はこの太ももにあったようだ。