【米国・テネシー州ナッシュビル7日(日本時間8日)発】大リーグ全球団の首脳、関係者、選手の代理人らが一堂に会するウインターミーティングが初日を迎えた。前夜、マリナーズからFAになった岩隈久志投手(34)がドジャースと3年総額4500万ドル(約55億4000万円)で契約合意に達した。FAの目玉がまた契約を決めたことで、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指す広島の前田健太投手(27)の注目度が高まっている。岩隈を残留させることができなかったマリナーズを筆頭にジャイアンツ、ロイヤルズなどが、争奪戦を繰り広げることになりそう。

 そんななか、ダークホースがプライスと7年総額2億1700万ドル(約267億円)で契約したレッドソックスだ。この日、先発左腕マイリーを2対2の交換トレードでマリナーズへ放出。先発右腕ケリーを候補にレンジャーズと商談を進めているという。ア・リーグのある球団幹部は「マエダがポストされたら、行き先はレッドソックスだと思う。予算もありそうだし、(先発投手の放出など)そういう態勢にある」と話した。