中日 浅尾“死神の鎌”習得へ

2015年12月06日 10時00分

岩瀬(左)からスライダーを伝授された浅尾

 中日・浅尾拓也投手(31)が来季に向けて新球“岩瀬スライダー”を足がかりに完全復活をもくろんでいる。

 

 今オフにナゴヤ球場の屋内練習場で自主トレ中に、キャッチボール相手だった岩瀬が遊び心で投げたスライダーを見て「びっくりするぐらい激しい曲がり方をするので、どうやって投げているんですかと岩瀬さんに聞いてボールの握りと投げ方を教えてもらいました」と明かす。早速、その場で試したところ独特の曲がりを見せたとのこと。

 

 岩瀬の大きく横に曲がる高速スライダーは、その軌道から「死神の鎌」とも形容される打者泣かせの球で浅尾は「自分に合えばもちろん使わせてもらいたい。簡単に使えるほど甘くはないですが(習得できなかったとしても)引き出しのひとつにはなります」という。指導した岩瀬も「タクのスライダーは1回、間が空いてから曲がっていた。腕の振りと同じ球筋だと打者に打たれてしまうけど、そこに間があれば、打者のタイミングを狂わせられる。すぐに使えなくても今後、野球を続けていく上で何らかの肥やしになってくれればいい」と見守っている。

 

 今季の浅尾は右肩痛などの影響で6月1日から約2か月半の間、二軍での調整を余儀なくされたり、1年を通して働けず36試合に登板して1勝1敗、3セーブ、16ホールド、防御率3・19。自己最低成績だった昨季(22試合登板、防御率6・16)よりは持ち直したものの、ここ数年は不完全燃焼の状態が続いている。“岩瀬スライダー”で日本一セットアッパーの復権を果たしたいところだ。