阪神ひそかに守護神・呉昇桓の後任探し

2015年12月03日 10時00分

自主トレで汗を流す藤川
自主トレで汗を流す藤川

 これも危機管理というわけか。守護神・呉昇桓(33)との残留交渉が難航中の阪神がひそかに「後任探し」に乗り出していた。

 保留選手名簿から外れフリーの身となる呉昇桓について高野球団本部長は1日「決まったら発表します」とだけ話すなど、交渉の行方は依然として不透明。韓国プロ野球界の「海外賭博問題」も呉昇桓に飛び火したこともあって長期化は必至だが、球団としてもただ指をくわえて待っているわけにもいかない。浮上してきたのは先発起用が決定していた藤川球児(35)の「再ストッパー構想」だ。

「もともとがスンファンありきの藤川先発だからね。(呉昇桓が)残ってくれると信じているが、場合によっては(藤川と)話をすることを考えないといけない。われわれとしても球児のヒジの負担など考えないといけないけど、ある程度の間隔で投げられればどうか…」と香田投手コーチ。最悪の呉昇桓退団となれば、藤川の救援転向もあると示唆したのだ。

 全盛期の力までは疑問視されるが、もともとの仕事場は抑え。藤川も「どんな役割でもやるつもり。チームが足らないところを手伝う」と“何でも屋”を公言しており、チームの窮地なら喜んで一役買ってくれるはずだが“ポスト呉昇桓構想”はそれだけではない。

 あるフロント幹部は「金本監督らはスンファンありきで考えているが、今年で契約が満了することは分かっていたから、仮に抜けた場合を想定して外国人選手のリストアップもしている。生前、韓国を視察した中村GMが残したものもある。有事には対応できる」ときっぱり。韓国LGツインズのヘンリー・ソーサ投手(30)など複数の候補がいるという。