巨人の原辰徳前監督(57)が25日、都内で開かれた「NPB AWARDS 2015」に出席。コミッショナー特別表彰部門で長年の球界への貢献をたたえられ「功労賞」を授賞し、「一日一日というものを大事に勝負に挑み、多少長くやれたことでいただけたのかな」とコメントした。

 原氏が公の場に姿を見せたのは、先月19日の退任会見以来となる。授賞式に先立って応じた取材では、由伸監督にバトンを託した巨人について「新監督でフレッシュなチームとして前進していると思う」とし、愛弟子のナインに向け「それぞれが反省し、来年に向かっていることを希望します」と語った。

 気になる自身の現在については「時間を大事に使いながら、文化、歴史を味わっているよ」。イングランドで行われていたラグビーW杯の決勝を現地で生観戦したことを明かしたほか、最近は歌舞伎も鑑賞したという。「市川染五郎さん、海老蔵さん、素晴らしいなと思いました」と語るなど、どうやら悠々自適の生活を送っているようだ。

 また、この日は選手会の設立35周年記念イベントにも2代目選手会長として出席し、初代選手会長の中畑清前DeNA監督とトークショーを行い、花を添えた。