巨人・長野久義外野手(30)が25日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2500万円ダウンの1億7500万円でサインした。
 
 プロ入り初の減俸にも、長野はいつも通りひょうひょうとしていた。来季の目標とする数字を問われると「ヒミツです」と笑顔でかわし、オフの自主トレ先を聞かれても「ヒミツです」と口を閉ざし、報道陣をけむに巻いた。
 
 ただ、悔しさは残っていた。昨オフに右ヒジと右ヒザをダブル手術。開幕には間に合わせたが、今季は出場130試合で打率2割5分1厘、15本塁打、52打点にとどまった。「ボク自身、ふがいないシーズンでしたし、優勝できなかったことが残念。監督も代わられましたし、必ず優勝して胴上げしたい」
 
 由伸新監督のもと、新選手会長に就任した長野は「監督のように勝負強い選手を目指したい」と雪辱を誓った。

(金額は推定)