巨人・立岡宗一郎外野手(25)が25日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸の4倍となる3600万円でサインした。

 チーム打率がリーグワーストに低迷した打線にあって、ひとり気を吐いたのが立岡だった。

 5月24日の中日戦(ナゴヤドーム)でスタメン出場を果たすと、チームのクライマックスシリーズ(CS)敗退が決まるまで一度も出場選手登録を抹消されることなく一軍に定着。規定打席にこそ到達しなかったが、91試合に出場して主に1番を打ち、打率3割4厘、0本塁打、14打点、16盗塁とリードオフマンの役割を果たした。

 球団の評価に立岡は「ビックリしました」と笑みを浮かべながらも、「来年活躍できなかったらガクッと落ちると思うので、しっかり貯金します」と気を引き締めた。

 来季の目標も決まっている。「開幕スタメン、130試合、1番・センター」を掲げた上で「(打率は)3割ぐらい。(盗塁は)30個」と具体的な数字を並べ、球団からは「(本塁打を)10本打て」とノルマを課せられたことを明かした。

 2012年途中まで在籍したソフトバンク時代を含めて一軍での本塁打は通算4年でゼロ。来季はさらに高い壁に挑む。

(金額は推定)