メジャー通算66発男 ビシエド獲得狙う中日の不安とは

2015年11月21日 10時00分

中日が獲得に動いているビシエド(2015年3月、ブルー・ジェイズ所属の頃の写真。ロイター=USA TODAY Sports)

 中日がルナに代わる来季の4番候補としてダヤン・ビシエド外野手(26=ホワイトソックスからFA)の獲得に乗り出している。ドミニカ共和国のウインターリーグを視察している渉外担当の肩書を持つ森ヘッドコーチが渡米して交渉。現在は再びドミニカ共和国に戻り、メールなどで契約に向けて詰めの作業に入っている。

 西山球団代表が「今のウチはどっかりと座ってくれる中心選手が欲しい。そのまま(の力で)やってくれれば楽しみじゃないかな」と話したように、その実績は十分。10代からキューバ国内リーグでプレーし、2008年、19歳のときに亡命しホワイトソックスと契約。10年にメジャーデビューを果たすと、12年に25本、14年には21本、通算66本塁打を放つなど活躍した。近年の中日の外国人ではピカイチだ。

 もっとも不安もある。球団内から「本当に26歳なのか。年齢詐称をしているんじゃないか?」との疑いの声も出ているのだ。ドミニカ共和国など中南米の選手は戸籍制度などが整備されていないため、その年齢はほとんどが自称と言ってもいい。メジャーと契約するときには年齢が若ければ若いほど有利となることから、2~3歳のさば読みはザラ。10歳以上も若くごまかす選手もいるとか。

 2001年に当時「キューバの至宝」と称されたオマール・リナレスが中日に入団した際には、映像で見た姿とあまりにも違っていたため、球団内では「別人じゃないか」と替え玉説まで出たという。「(あのときは)キューバの選手ならば、それぐらいのことはやりかねない、ということでしたけどね」(球団関係者)

 ビシエドは14年まではバリバリに活躍していたにもかかわらず、15年はメジャー昇格なし。そんなところも年齢詐称による「衰えなのでは?」との疑惑につながっているのだが、果たして…。