中日・森野将彦内野手(37)が12日、名古屋市内で契約更改交渉に臨み、20%減の年俸1億4000万円でサインした。

 今季は3月29日の阪神戦で右手親指を骨折した影響で、出場試合数は82試合と2008年以来、100試合を割り、本塁打は14シーズンぶりにゼロ。不本意な成績に「最低でしょ! それ以外何もない。結局、波に乗れなかったというか、波もなく、ずっと沈んでいく一方だった。普通は“絶好調”というのが来るが、それが来なかった。納得したのは盗塁の2個だけ」と自らを責めた。

 減額制限いっぱいの40%減を覚悟していたことで「(提示額に)申し訳ない気持ちがある。(交渉人の西山球団代表に)もう少し下げてもいいですよと言ったんですが、『それはできない』と言われた」と気まずそうに話した。それでも来季に向けて「けがをしないこと。もう一度アピールしてレギュラーを取り戻す」と誓った。(金額は推定)