球団初の日本一連覇に大きく貢献したソフトバンク・松田宣浩内野手(32)が9日、海外FA権の行使を表明した。球団を通じて書面で発表したもので、現状ではソフトバンク残留かメジャー挑戦の2択になるという。以下、松田のコメント(抜粋)。

「メジャーに対するあこがれは、野球人であれば誰もがもつだろう程度には、僕にもなかった訳ではありませんが、メジャーはすごすぎて、自分がそこでプレーするとまで考えたことはありませんでした。

 しかし、侍ジャパンとして海外チームと試合をする機会を与えていただく中で、もっと野球がうまくなりたいという気持ちが強くなったことも事実です。

 そのような中で、メジャーを経験した選手からの言葉や、僕のFAに関する報道等を見て、自分がメジャーに挑戦することができるのかどうか、そんなチャンスをもらえるのかどうか、確かめるのは、今しかないと思うようになりました。

 年齢的にも技術的にも厳しいことは分かっていますが、短い野球人生、悔いのない決断をするために自分の評価が知りたいと思い、あえて、海外FA権を行使しようと決意しました。

 移籍のためというより、自分自身のプレーが、メジャー球団からどのように見られているのか、自分がメジャーでプレーできる可能性があるのかを探ってみたいと思ってのことです」

 松田は日本代表メンバーとして、8日に開幕した新設の国際大会「プレミア12」に出場している。