移籍ムード一変…中日・藤井は残留濃厚

2015年11月06日 16時00分

移籍ムードを漂わせていた藤井だが…

 今季国内FA権を取得した中日・藤井淳志外野手(34)が5日、ナゴヤ球場で西山球団代表と会談した。

 その席で残留要請とともに金銭面などの条件提示を受け「きちっと段階を踏めたということが大きい。残ってほしいという球団のスタンスは言ってもらった。家族と相談する上で材料が増えた」と話した。

 先日までは、FAに関して球団から話がないことに「ここまで10年やってきて、これはないんじゃないか、という寂しい気持ちがある」と不満を漏らし、移籍ムードを漂わせていた藤井だが、そのわだかまりも、この日でなくなった様子だ。

 チーム内も残留濃厚とみている。藤井は愛知県豊橋市出身。今年8月には麻友美夫人が名古屋市内にカフェをオープンさせ、10月1日には第2子となる次男が誕生したばかり。チーム関係者は「移籍となれば、地元を離れて単身赴任となるし、藤井にとっては相当な悩みどころだった。それに(藤井の出身地の)東三河後援会の人たちは熱烈なファンばかりなので、その気持ちを裏切ることもできないのでは」という。

 西山球団代表は「選手の権利だから、門戸を閉ざすことはしない」とFA宣言後の残留を認める姿勢も示したが、藤井に興味を持っていた阪神も東京六大学リーグの最多安打記録を塗り替えた高山俊外野手(22=明大)をドラフト1位指名できたことで撤退したとされる。周囲の見立て通り、このまま残留で決着か。