巨人・高橋由伸監督(40)が“劣化防止”を誓った。

 秋季キャンプを控え、ジャイアンツ球場での秋季練習は大詰め。由伸監督は打撃練習のチェックはもちろん、ブルペンで尾花投手コーチと話し込むなど、指揮官として初めての秋季キャンプに向けた最終チェックに余念がなかった。

 そんな由伸監督が監督業に入るにあたり「僕も気をつけます。そこはもう…気をつけます」と誓ったことがある。それは“スタイルの維持”だ。

 甘いマスクと豪快な打撃で「ウルフ」「プリンス」といわれた背番号24も今年で40歳。周囲からは「監督になって、やせたんじゃないか」との声もあったそうだが、現役を退いて運動しなくなれば当然、心配されるのはメタボ腹に象徴される“オヤジ化”だ。

 実は以前、由伸監督本人も本紙に「30歳になるときは、なんとも思わなかったですけど、40歳になるのは怖い。本当に『おじさん』になってしまうという…」と明かし、忍び寄る“老い”に恐怖を感じていた。

 現段階では「まだ自分自身(監督としての)このペースに慣れていないので、バタバタしていて、それどころじゃない」という状態ではあるが「(対策は)落ち着いたら。運動をするのか、何をするのか分かんないですけどね」と、オヤジ化防止に積極的に取り組んでいくことを誓った。

 自身のことだけではない。由伸監督は、こう付け加えた。「僕というかね、僕が見てきた歴代の監督は、みなさんスタイリッシュにされていたんで。そこは受け継いでいかないといけないと思います」。入団時の監督だった長嶋茂雄終身名誉監督をはじめ、堀内恒夫氏、そして前監督の原辰徳氏を見習って“スタイリッシュな監督像”を継承していく考えも明かした。

 いくつになっても「若大将」といわれた原前監督のように、由伸監督も「永遠のプリンス」になってほしいものだ。