作者・水島氏もGOサイン ソフトB・新外国人投手スアレス「あぶさん」背番号90

2015年11月04日 11時00分

スアレス(右)と笑顔で握手を交わす工藤監督

 ソフトバンクへの加入が決まった新外国人投手のスアレスが3日、宮崎の秋季キャンプに合流し、入団会見を行った。ベネズエラ出身で、プロ経歴は今季メキシカン・リーグでプレーした1年ながら、最速158キロの速球が持ち味の24歳。昨年まではアマチュアで野球をやりながら「工事現場の建設作業員や車の運転手をやっていた」という変わり種だ。遠く離れた異国での挑戦にも「米国からもオファーはあった。でも、ここでやるのが一番だと思った。日本の野球のレベルは高いし、チームのレベルが高い」と目を輝かせた。

 

 大化けの可能性を秘めた長身右腕には、名誉ある背番号が託された。野球漫画「あぶさん」で主人公の景浦安武がつけていた「90」だ。球団の配慮で南海時代から欠番扱いになっていたが、ついに解禁。球団幹部は「水島先生からもお許しは頂いています」と明かした。昨年連載が終了したのを機に、作者の水島新司氏からゴーサインが出たという。

 

 あぶさんは酒豪で知られるが、スアレスは「僕はお酒を飲んでプレーしないよ」と笑わせた。工藤監督は「落ち着いていて真面目そうな選手だよね」と第一印象を語り、粗削りな助っ人に優しいまなざしを向けていた。