妻が支えた大竹カムバック賞

2012年10月10日 11時00分

 広島の大竹が9日、故障や病気などを乗り越えて再び実績を残した選手に贈られるカムバック選手賞を受賞した。

 大竹は右肩痛のためここ2年間はわずか9試合の登板だったが、今季は開幕から先発ローテ入りしてフル回転。前田健、野村とともに3本柱として投手陣をけん引し、11勝5敗と自己最多勝利を更新する活躍を見せ、これが評価された。

 2008年に阪神の平野が受賞して以後、昨年まで該当者なしが続いた。球界では久しぶりの栄冠に輝いた大竹は「いろんな方の支えのおかげで、この1年間投げ抜くことが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。マウンドでまたボールが投げられる喜びをかみしめながら投げました」と喜びを爆発させた。

 今季に懸ける思いは強かった。春季キャンプからは肩の状態や練習内容などを記した野球ノートを毎日書くことを始めた。今まではすぐにやめていたが、シーズン最後まで“完走”。自分の体のために人一倍、気を使ったことが結果につながった。

 また、オフに結婚した杏里夫人の支えも大きかった。「食事面などでサポートしてもらったので力になった。バランスよく考えてやってくれている。家でリラックスしている時間も増えた」と充実した生活を送ることでより一層、野球に集中することができた。

 来季は12年目を迎える大竹。「来年は自分自身もさらにレベルアップして、優勝目指して頑張りたいと思います」と悲願のリーグ制覇へさらなる進化で赤ヘル投手陣を支えていく。