中日が金銭トレードでソフトバンクから大場翔太投手(30)を獲得することが30日、両球団から発表された。中日の西山球団代表は「投手の頭数が足らないのが現状。経験もあるし、戦力として高く評価している」と話した。

 大場は2007年の大学生・社会人ドラフトで6球団の1巡目指名を受け、東洋大からソフトバンクに入団した右腕。通算85試合に登板し、15勝21敗で防御率は4・39。プロ8年目の今季は一軍での出場機会はなかったが、中日・谷繁監督は「先発で球数がしっかり投げられて、スピードもあるというイメージ。(みやざき)フェニックス・リーグで投げていたという情報は入っている」とニヤリ。06年から13年までソフトバンク、14年から今季までオリックスの投手コーチを務めた高山二軍チーフ投手コーチは「環境が変わって彼も30だし、いい意味できっかけをつかんでほしい」と期待を寄せた。

 大場は球団を通じて「8年間、たくさんの応援をいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ドラゴンズで活躍することが、皆さまへのご恩返しになると思って頑張ります」とコメントした。