巨人・高橋由伸監督“レギュラー白紙”「実力至上主義」と「世代交代」

2015年10月30日 16時00分

岡本(右)の打撃練習を笑顔で見つめる由伸監督(左)

 巨人・高橋由伸監督(40)が“レギュラー白紙”でナインの奮起を促した。

 29日の練習の最後に、新監督が坂本、亀井、中井とともにロングティーに参加させたのは昨年のドラフト1位・岡本和真内野手(19)だった。原前監督の“置き土産”となった、未来の大砲候補に目を光らせた指揮官は「今年一軍で何試合か、ベンチから見たりしているし、当然能力はあると思っている。まだまだ必要なところも多いと思うが、力をつけてレギュラー争いをしてくれればいい」と秋季キャンプの注目株の一人と位置づけたが、それだけでは終わらなかった。

 坂本、亀井らが中心となることは「当然」としながらも「『実力至上主義』だとは思っていますから。当然、彼らに取って代わる選手が出てくればそれはそれでいいですし」。実力至上主義といえば、原前監督が常々口にしてきたフレーズだ。

 秋季キャンプのテーマは「個のレベルアップ」だが、世代交代も由伸監督に課せられた重要なテーマの一つでもある。実力至上主義に世代交代の要素を加え、さらなる強化を促す狙いもあるようだ。

 この日はブルペンも初視察。「(選手、監督と)立場によって見え方も違うので」とまだ“お客さん感覚”の指揮官だったが、見られていた一人でもある今季の守護神・澤村は「(新監督の下で再び)競争して勝ち取らないといけない」と、さっそく競争意識を植え付けられた様子。“由伸効果”が早くも表れ始めているようだ。