日本ハム・大谷翔平投手(21)が“魔の2回”に3点を失った。

 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ、2位・日本ハム―3位・ロッテ戦は10日、札幌ドームで開幕。大事な初戦の先発を任された大谷は初回に先制点をもらって2回のマウンドへ。先頭・デスパイネをアウトローいっぱいの160キロ直球で見逃し三振に取り、このまま乗っていけるかと思われたが…。

 福浦、クルーズの連打と鈴木への四球で一死満塁のピンチを招き、8番・今江に内角低め159キロ直球をうまく合わされ、走者一掃の二塁打を許した。

 CSでは昨年、オリックスとのファーストステージ初戦の2回に2失点。さらにソフトバンクとのファイナルステージ第5戦でも2回に4失点しており、ジンクスは昨年から3試合連続で続いてしまった。

 大谷はその後も修正できず、3回二死から3連続二塁打を浴びたところで降板。2回3分の2を投げて6安打5失点だった。

 大谷の話「申し訳ありませんでした。初回に点を取ってくれたんですけど、守ることができませんでした。悔しいですけど、今は気持ちを切り替えてチームを信じて応援したいと思います」