阪神「下克上V」へムード盛り上がらず

2015年10月08日 16時00分

練習を見守る和田監督(中)

 借金1の阪神が3年連続のCS進出を決めた。3位・阪神と4位・広島のゲーム差は6日の時点で0だったが、7日の中日戦で広島が敗れたためレギュラーシーズン3位が確定。今季限りで退任する和田監督は「本来は自力でCS進出を決めたかったが、選手たちとタイガースファンの皆さんが最後の最後まで諦めなかった結果がCS進出につながったのだと思います。挑戦者として試合をできる喜びをかみ締めながら、東京ドームでタイガースファンの皆さんとともに戦いたいと思います」とコメントした。

 

 しかしながら、チームのムードは最高潮とはいえない。引き分けに終わった9月12日の阪神―広島戦(甲子園)で同点の延長12回、広島・田中の打球が中堅フェンスを越えたが、審判団が三塁打とビデオ判定。後に本塁打だったことが判明し、NPBが誤審を認めた試合が結果的に「明暗」を分けた。「誤審がなくても3位で終われるように最低1ゲーム差を広島につけないといけない。後で周りから何を言われるか…」(球団関係者)との声は多かったが、その不安が的中。「誤審試合」に負けていたら4位だっただけに盛り上がらないのもまた事実だ。加えて和田監督の退任も決定済みだけに「この状況でいまさらCSに出ても…」(別の関係者)という声も…。

 

 そんな中、CSで虎はどんな戦いを見せるか。虎ファンが願う「下克上V」には気持ちの切り替えが一番必要かもしれない。