マートン激白「シーズン前から来年の契約ないと知っていた」

2015年10月07日 16時00分

なぜか笑みを浮かべて引き揚げるマートン。右は和田監督

【核心直撃】さらばタイガース!来季の戦力構想から外れている阪神のマット・マートン外野手(34)が本紙の直撃に激白した。来日6年目の今季は球団助っ人史上最高額の年俸4億5000万円(推定)で契約を結びながら打率2割7分6厘、9本塁打、59打点と大低迷。10年ぶりのVを逃した「A級戦犯」の胸の内は…。

 

 ――今季は不満の残るシーズンだったのでは

 

 マートン:そんなことはない。自分ではすごくいいシーズンだったと思っている。周囲は(首位打者の)タイトルを取った昨年の方がいいと思うかもしれないが、自分にとって今年はすばらしいシーズンだった。

 

 ――成績を見ると打率は今季までの阪神での6年間で2012年の2割6分に次いで悪い

 

 マートン:それでも複雑な状況でプレーすることで自分が成長できたし、強くなれたと感じている。僕は力を抜いてできた打率3割よりも、全力でやった2割7分の方がいいんだ。自分の力の限界ギリギリまで出し切る。それが昨年よりも今年、できたと思っている。

 

 ――そういう意味で良かったと

 

 マートン:そうだね。(開幕から)不調が長く続いたこともあって、そこから自分がどうすべきかをすごく考えたシーズンだったから。今季は2割7分6厘で終わったけど、個人的にとても良かったと思っている。

 

 ――でも、個人にとっては満足できても球団は厳しい評価をしている

 

 マートン:知っているよ。いや、違う。知っていたよ、かな。今季はシーズンが始まる前から来年の契約はないと知っていた。(球団が)自分にどんな期待をかけているか伝えられなかったからね。

 

 ――阪神で最後のシーズンと覚悟していたということか

 

 マートン:そう。関本さんが4日に引退試合をしたけど、自分も阪神で最後の試合かもしれないと思って臨んだよ。

 

 ――今後のことは

 

 マートン:それはまだわからない。日本かもしれないし、米国かもしれない。でも、阪神が契約してくれない限り、他の道を探すしかないからね。阪神に6年間いたから寂しい気持ちもあるけど、人生の別のステージに行くだけだよ。

 

 ――ファンも寂しがる

 

 マートン:分かっている。それは僕にとってもものすごく寂しいことなんだ。6年間住んだ神戸には知り合いがたくさんいるからね。チームメートやファンだけじゃなくて、ここで生活する中で出会った友達や知人、よく行くレストランの人とかも含めて…。僕の子供たちも神戸で育ったし、大きくもなった。ここがホームだと感じる部分もあるからね。だから、本当に離れがたい気持ちだよ。

 

 ――人生の節目になる

 

 マートン:そう。僕は34歳になったばかりだけど、いつまで野球ができるかはわからない。どこも必要としてくれなければ引退するしかない。引退する時期は今かもしれないし、そうじゃないかもしれない。誰にもわからない。今は神様が用意したステージでしっかりとやることだけを考えているよ。