DeNAファンが待ち望む「大魔神監督」こそ適任

2015年10月08日 10時00分

佐々木氏の監督就任は果たしていつ?
佐々木氏の監督就任は果たしていつ?

【赤坂英一「赤ペン!!」】「DeNAは“大魔神”佐々木主浩氏を次期監督に迎えるつもりはないのか。そろそろ一度は真剣にラブコールを送るべきだ、ファンも待ち望んでいるはずだと思っているのは私だけだろうか。

 この4年間、新規参入球団の人気上昇、本拠地球場の観客動員数アップに貢献した中畑監督が勇退。主砲・筒香、守護神・山崎康ら、ファンを熱狂させる若い力も台頭してきた。誰もが認めるベイスターズの顔だった佐々木氏を呼び戻して、黄金時代の再現を狙う機は熟したと言っていい。

 問題は、親会社のDeNAに、往年の横浜色を残す気があるのかどうかだ。中畑監督の辞任に先立って、山下二軍監督をクビにしたところを見ると、横浜色を完全に払拭したがっているようにも見える。山下氏はかつての主力選手であり、監督も務めた大洋時代からのスター。一昨年(オフに)GM補佐に据えたのは、今年から高田GMに代わり、生え抜きのGMとして球団を引っ張っていかせるはずだったから、と聞いた。

 それが、フタを開けてみれば今年も高田GMが留任。山下氏は球団からはじき出される形で、以前もやっていた二軍監督に戻され、シーズン終了後にあっさり解雇である。2年連続首位打者(1997、98年)の勲章を持つ鈴木尚典氏にも一向にユニホームを着せようとせず、一介の球団職員として仕事をさせているだけ。98年の日本一に貢献した主力選手で指導者になっているのは進藤ヘッドコーチぐらいだ。

 一部には三浦大輔兼任監督案もあるが「こんなに生え抜きを冷遇している球団じゃ、うっかり引き受けないほうがいいだろうな」と某横浜OBは言う。このままでは、“ハマの番長”も引退後は中日の谷繁監督や波留打撃コーチ、広島の石井守備走塁コーチのようにベイスターズから去っていかないとも限らない。

 IT企業の経営者好みの古田敦也氏や桑田真澄氏の名前も挙がっているが、彼らが本当にファンの望む人選なのか、ベイスターズのアイデンティティーを担える存在か、私は疑問に思う。有名で頭が良さそうならファンも歓迎してくれると思ったら大間違いである。

 来年、優勝への機運を盛り上げるなら、やはり“大魔神”佐々木氏こそ適任だろう。参謀が必要なら、広島で十分経験を積んだ石井コーチを呼び戻してはどうか。DeNAにはご一考願いたい。