巨人・福田聡志投手が野球賭博に関与 警察への届け出検討

2015年10月05日 18時29分

福田聡志投手

 巨人は5日、東京・大手町の読売新聞本社で緊急会見し、福田聡志投手(32)が野球賭博に関与していたと発表した。球団は刑法の賭博罪に当たる疑いがあるとして、警察への届け出を検討している。


 球団によると、福田は今年春ごろ、税理士法人勤務の男性A氏から「野球の試合で賭けをしないか」と誘われ、一度は断ったものの、8月に再び誘われて、軽い気持ちで全国高校野球選手権大会の複数の試合で賭けを行ったという。A氏は笠原将生投手(24)の友人の知り合いで、笠原から昨年紹介された。笠原もA氏から何度か賭けを誘われたが、断っていたという。


 賭博は、A氏から当日の試合ごとにハンデをつけた一覧がメールで届き、その中から賭ける試合を選び、1点1万円で賭ける点数を伝えるやり方で行われた。9月上旬までプロ野球約10試合、メジャー約10試合に賭け、巨人の試合も3、4試合含まれていた。最初は5万~10万を賭けていたが、負けが続いたため挽回しようと賭け金が膨らんだ。A氏から精算を求められることはなく、現金のやり取りは一度もなかったものの、最終的には百数十万円の損となっていた。


 福田は9月初旬、子供が生まれることから賭けはやめようと決意し、A氏からのメールに応えなくなった。そこからA氏の取り立てが始まり、同月30日にA氏がジャイアンツ球場に取り立てに来たことで問題が発覚。球団は10月1日、2人の弁護士に調査を委嘱し、福田と笠原の事情聴取を行った。八百長行為はなかったが、野球協約に抵触しているとして同日、熊崎勝彦コミッショナーに通報した。


 笠原については野球賭博には関与していなかったが、A氏が野球賭博常習者と認められれば、野球協約に違反する可能性が出てくるため、福田とともに謹慎処分とした。


 福田は和歌山・伊都高から東北福祉大を経て2006年に大学生・社会人ドラフトの希望枠で入団。通算151試合に登板して22勝15敗、防御率4・15。今季は一軍登板がなかった。