【わかやま国体】甲子園・国体「2冠」の東海大相模 ナインが喜んでばかりいられないワケ

2015年09月30日 21時12分

優勝して喜ぶ東海大相模ナイン

「2015 紀の国わかやま国体」硬式野球は30日、紀三井寺球場で決勝戦を行い、東海大相模(神奈川)が中京大中京(愛知)を7―5で破り、夏の甲子園大会Vに続いて2冠を達成した。

 中京大中京のエース・上野(3年)の前に7回まで散発4安打無得点に抑えられていたが、8回に打者一巡の猛攻で4点を挙げ逆転。9回には3番・杉崎(3年)の3ランで突き放した。

 しかしながら、喜んでばかりもいられないという。試合後は全員で門馬監督を胴上げしたナインは、勝利の余韻に浸る間もなく、すぐさま神奈川へとんぼ返り。

「学校では今、文化祭準備の真っ最中なんです。ただでさえ学校行事にはほとんど協力できてなかったのに、明日、帰ろうものなら、クラスのみんなから何を言われるかわからないんですよ」(ある選手)

 今週末から始まる文化祭では、3年生がタコスやギョーザなどの模擬店を担当するため現在、学校ではその準備に大わらわ。これまで、そこに加わっていないことでクラスメートからのプレッシャーに戦々恐々となっているのだ。

「体を休める暇はないけど、今まで野球漬けの日々を送ってきたツケが回ってきたので仕方ない」(同)。夏の甲子園と国体の2冠軍団の主力は3年生。文化祭準備を手始めに、残り少ない高校生活は周りの人たちへの恩返しの日々となりそうだ。