中日・谷繁監督兼捕手が現役引退を表明「体がボロボロ」

2015年09月21日 20時27分

現役引退を表明した中日・谷繁監督兼捕手

 プロ野球の最多出場記録を持つ中日・谷繁元信監督兼捕手(44)が21日、ナゴヤドームで会見を開き、今季限りでの現役引退を正式に表明した。「とうとうこの時が来てしまったなという思いと、やっと来たなという両方の思いがある。できれば60歳までやりたいが、無理」と複雑な心境を語った。
 
 自主トレ中に今季限りとの覚悟もあり、最終的に決断したのは9月に入ってからという。開幕前に左ふくらはぎ痛や右肩痛、シーズン中は持病の腰痛などに苦しめられた。「正直、体がボロボロの状態だった。若いときは少々の痛さなら気持ちでカバーできたが、そういうことができる状態じゃなくなってきたことが一番」と引退理由を説明した。
 
 27年間の現役生活を振り返って「本当によくここまでできたなと思う。入団したときに27年もやっている自分を想像できなかった。とにかく勝ちたい、相手を何とか抑えたいという思いだけできた」。
 
 24日の本拠地ナゴヤドームでの今季最終戦にスタメンで出場し、試合後はファンに向けて監督あいさつを行う予定。現役ラストゲームは26日の古巣・DeNA戦(横浜)となる見込みで「プロの第一歩を踏み出したところなので本当にすいませんけど、最後のわがままとして、そこを(選手として)最後にしたい」と話した。
 
 来季からは監督専任となるが、「現時点では来年も監督を続けることになっているんで、とにかくそこに向けて全身全霊、今まで自分が経験してきたことを、これからの選手に伝えていきたい」と話した。
 
 谷繁捕手は島根・江の川高(現石見智翠館高)から1989年にドラフト1位で大洋(のちの横浜、現DeNA)に入団。1年目から一軍で出場し、98年には横浜の日本一に大きく貢献。2002年からはFA移籍した中日でプレー。4度のリーグ優勝、07年の日本一の原動力となった。
 
 13年には通算2000安打を達成し、今年7月に野村克也(南海など)の最多出場記録を更新。ここまで3019試合に出場し、2107安打、229本塁打、1039打点を記録している。