谷繁監督が落合GMへの当てつけ采配!?

2015年09月15日 06時00分

両ベテランを起用する谷繁監督の心中は…

 最下位の中日は13日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)に延長12回の末、2―2の引き分けに終わり、リーグ最速で今季の優勝の可能性が完全消滅した。ベテラン勢の去就が注目される中で和田一浩外野手(43)と小笠原道大内野手(41)が今季限りで現役引退。この両ベテランの戦力外を決めたとされるのが落合博満GM(61)だが、これに谷繁元信監督兼捕手(44)の不信感が見え隠れしている。

 

 和田、小笠原が相次いでユニホームを脱ぐことになる中日で、なんと指揮官の谷繁監督が納得していないと見られている。チーム内では「この2人が引退なんてもったいない。左右の代打の切り札として、まだまだやれるだけの技術も気力もあるはずなのに、バットを置くなんて早すぎる。これは谷繁監督も同じことを思っているはず」との声が噴出している。

 

 その根拠として、特に小笠原の起用法がある。開幕から代打の切り札として活躍してきたが、世代交代を進めるチーム方針もあって7月30日の登録抹消以来、一軍出場はなし。ところが、谷繁監督は約1か月半ぶりとなる前日12日のヤクルト戦に緊急昇格させると、同点の6回二死満塁の好機に代打をコール。ここで値千金の決勝適時打が飛び出し、小笠原はヒーローとなった。

 

 この采配についてチーム関係者は「谷繁監督は、小笠原も和田も信頼していた。まだまだ現役でできるし、バリバリやってほしいと考えていたところに落合GMから『(2人の現役続行は)ないから!』とひと言で押し切られてしまったようなんだ」と話す。

 

 さらに「こんなチーム状況なのに、ここにきてガッツ(小笠原の愛称)を上げたのは落合GMへのささやかな抵抗もあってのことだと思う。和田も含めてまだまだ打席に登場するだけで、ファンを沸かせたり、結果を残せるということを(落合GMに)証明しようとしているのでは」と落合GMへの“当てつけ采配”との見方まで…。

 

 13日も小笠原こそ延長11回、二死一、二塁の好機に代打で凡打に倒れたが、和田は8回に先頭で代打で登場すると、左中間を破る二塁打を放ち、健在をアピールしている。今季はここまで小笠原が44打数14安打で打率3割1分8厘、8打点、和田が205打数60安打で打率2割9分3厘、5本塁打、24打点。この成績からすれば落合GMの判断に、谷繁監督が不信感を持つのも当然なのかもしれない…。