プロ球界も興味津々 清宮の木製バットの適応力は?

2015年09月06日 10時00分

韓国戦で2安打を放った清宮

 第27回U―18ベースボールワールドカップで、悲願の初優勝を狙う日本の4番・清宮幸太郎(1年=早実)。今大会は金属ではなく、プロと同じ木製バットを使用しているとあって、その適応力を見極めようとプロ球界も興味津々でいる。


 甲子園では鮮烈な2本塁打を放ったが…それはあくまで金属での話だ。4日の韓国戦では見送ればボールかという低めの直球を中前に運んだ技ありの一打と、幸運な内野安打を放ったが、野球ファンが期待する一発とはここまで無縁だ。


 あるパ球団のスコアラーは「今の清宮は木製バットで本塁打は打てないでしょう」と断言した。それではどうすればスタンドに叩き込めるのか。「今の打撃は手打ち。腰の回転と下半身を使って打てていない。ホームランバッターではなく、アベレージヒッター。遠くに飛ばすには、腰の回転と下半身の力をバットにしっかりと伝える必要がある。金属バットだったら飛ばせるが、木製では同じようには飛ばせない」(同スコアラー)


 清宮は「金属とか木製とかではなく、自分のスイングができればボールは飛ぶ」と豪語しているが、こぢんまりとした打撃の印象を受けるのは、せっかくの体格を生かした大きなスイングができていないからだという。


 最後に同スコアラーは「今はあれもこれも打ちたいという感じ。カウントで打ち方を変えることも覚えないとね。大きいのを狙うのか、小さいのを狙うのか。まだ1年生だから、これからそういうことを覚えていくんだろうけど。甲子園という大舞台であれだけ打ったのは確か。楽しみな存在であることは間違いない」と付け加えた。


 いずれにせよ、今のままでは木製バットではアーチは出ない――。清宮が真の怪物となるためには腰の回転と下半身を使った大きなスイングをすることだ。