自力CS消滅…中日チーム内から「どうせなら最下位に」の声

2015年09月02日 16時00分

 中日が1日のDeNA戦(ナゴヤドーム)に5―6で敗れ、今季5度目の4連敗。自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出が消滅した。谷繁元信監督兼捕手(44)は「それに関しては勝てば戻る。いつも言っているようにウチは勝っていくしかない」と前を向いたが、ここにきて球団内からは「どうせCSに出られないなら最下位になってくれたほうがいい」と、にわかには信じられない声が出ている。来季に向けて改革をするためには、それぐらいのショックがいるというのだ。昨年、2年連続のBクラスに終わったが、ドラフトで大学、社会人から9選手を獲得したぐらいで、オフに大きな補強はできずじまい。FAでオリックス・金子、西武・炭谷(宣言せず)獲りをダブルで失敗したが、トレードで積極的に動くこともなかった。

 

 落合GMは新人と自前の選手で何とかなると踏んだのだろう。しかし、結果は…。これに周囲は「ウチのチームに何が足りないのか。(今年は)オフに思い切ったことをしないと来年もとんでもないことになる」と危機感を抱いている。そのためにも最下位が必要だという。

 

「白井オーナーも『最下位にだけはなるな』と、おっしゃっている。もしも最下位になったら、これは激震が走るよ。大きな改革をしなければいけないだろうし、やりやすくもなる」と、球団幹部は指摘する。

 

「最下位脱出」の大義名分があれば、マネーゲーム覚悟でFA戦線に乗り込むことはもちろん、これまではできなかったチームの主力選手や若手選手を放出しての大型トレードなどもできるとの見方。

 

 周囲がそこまで考えてしまうほど中日は厳しい状況に追い込まれている。