中日は28日の巨人戦(東京ドーム)に0―7で敗れ、連勝は4でストップした。先発のドリュー・ネイラー投手(29)が4回に5安打を浴び6失点で降板。助っ人右腕は「追い込んでから決め球が甘くなって打たれた。投げたいところに投げれないときは力みが出ている」と反省した。

 ネイラーは7月に四国アイランドリーグPlus・香川から途中入団し、ここまで5試合で2勝2敗、防御率4.70。来季の契約延長は微妙な状況となっている。そんなネイラーにチーム内は「あと3~4試合はチャンスがあるだろう。ぜひがんばって来年も残ってもらいたい」とエールを送っている。

 そこまで期待されるのは「何と言っても年俸(1250万円=推定)が安い。まだ『エイ! ヤー!』と投げているだけで、勉強するところはたくさんある。逆に言えばそれだけ伸びシロがあるということだよ」(ベテランスタッフ)と素質を買っていることもあるが、それだけではない。「ハングリー精神があるし、性格も非常にまじめで日本人的。他の選手にもいい影響を与えてくれる」(同)とその性格面が高く評価されているのだ。

 この日、球場入りする際には、先発だというのに、会う人会う人に律義に頭を下げてあいさつ。試合後は自ら足を止め、質問が終わるまで報道陣に対応するなど紳士的な姿を見せた。その態度には関係者ならずとも応援したくなるはず。残り試合の奮起に注目だ。