怪物がついに甲子園初アーチ、さらに満塁から走者一掃の適時打と大爆発だ。


 第97回全国高校野球選手権大会(甲子園)第10日(15日)の第1試合で早実(西東京)の“スーパー1年生”清宮幸太郎内野手が3番・一塁で東海大甲府(山梨)戦に先発。2年生エースの菊地大輝と対した。


 怪物とMAX146キロ右腕とのベスト8をかけた力勝負に聖地は沸騰。清宮は第1打席は初回一死二塁の場面でお尻を直撃の死球。1点ずつを取り合った3回の第2打席で勝ち越し2ランとなる甲子園1号を右翼席に叩きこんだ。


 5回先頭の第3打席は初球を打って一ゴロだったが、東海大甲府に2点を返され5―3となった直後の6回に回ってきた第4打席では、二死満塁の場面で右翼線に二塁打を放ち走者一掃。2ランと合わせてこの日5打点の大爆発で球場を沸かせた。


 その後、東海大甲府に1点を返されたが、早実は8―4で快勝。ベスト8に駒を進めた。