ああ村田…17打数無安打

2012年09月28日 12時00分

 巨人は27日の広島戦(マツダスタジアム)で1-2のサヨナラ負けを喫した。試合結果以上に厄介なのは「5番、6番」そして「一塁手」の問題だ。

 1―0で迎えた最終回、抑えの西村がつかまった。一死満塁で天谷に右前打を許し同点。さらに右翼・長野が打球を後逸し、まさかのサヨナラ負け。原監督は「こういう時もあると…」と淡々と語り球場を後にした。

 

 ゲームは落としたが、優勝後は事実上の消化試合。結果以上に注目されるのは、CSに向けてのGナインの競争だ。この日は先発ゴンザレスが4回零封。5回からマウンドに上がった2年目右腕・小山も2回を無失点に抑えた。この2人は、25日に先発し6勝目を挙げた宮国と並ぶCS先発候補。それだけに目の色が違った。

 

 投手陣がハイレベルな争いが展開する一方で、首脳陣が頭を抱えているのが攻撃陣だ。まずは定着しない「5、6番」。村田、高橋由、矢野、谷などをコンディションに応じて使い分けていたが、ここにきて主に5番を任されてきた村田が極度の不振。この日もスタメンから外され、二死満塁の好機に代打で登場したものの、広島3番手・横山の外角の直球に手を出し二ゴロに倒れた。これで18日に安打を打って以来、17打数無安打。爆発力のある上位打線からの流れを5、6番で分断してしまう試合が増えているだけに、原監督も頭を悩ませるところだ。

 

 それにともなって「一塁手」の問題も残されている。これまで阿部以外にエドガー、ボウカー、小笠原、亀井などが名を連ねたがどれも帯に短したすきに長し。小笠原に代わる候補として期待された亀井もこの試合を含めて25打数3安打と結果を残せていない。原監督も「もう少し亀井が頑張ってくれないと。20数打席任せたかな、それで(打率)2割いってないんじゃないか。もう少し存在感を出してもらわないと」と渋い顔だ。

 

 他球団にすれば、なんともぜいたくな悩みではあるが、白石オーナーから「無敵ジャイアンツ」を命じられた巨人にとっては小さな問題では済まされない。残り試合も原監督は、試しながら、頭を抱えながらの采配となりそうだ。