阪神 メッセのイライラ病再発が怖い

2015年08月13日 16時00分

6回1失点の好投も勝ち星がつかず浮かない顔のメッセンジャー(右)

 首位・阪神は12日の中日戦(京セラ)に3―1で勝利し、今季6度目の4連勝。貯金を今季最多の6とした。中4日先発のランディ・メッセンジャー(34)が、白星こそつかなかったものの6回1失点の好投で貢献。ところが、試合後のチーム内には「このままではまずい」とのピリピリムードが…。

 阪神は3回一死三塁でメッセンジャーが左前適時打を放って先制。しかし、6回一死一、三塁で和田の三ゴロの間に同点とされ、その裏の攻撃でメッセンジャーは代打を送られて降板した。8回に坂、福留の連続適時打で2点を勝ち越し、チームは4連勝を飾ったが、好投・メッセンジャーに白星をつけられなかったことで、試合後のナインの表情は冴えなかった。

 メッセンジャーは3試合連続で6回以上、自責点3以内をクリアするクオリティースタートを決めながら、打線が見殺し。7勝9敗と黒星を先行させているからだ。捕手の藤井は「メッセが頑張ったのに勝ち星がつかなかった。最近好投しているのに、というのが多い。申し訳ない」と謝罪。3点目の適時打を放った福留も「ランディに申し訳ないことばかりしている。野手は反省だと思う」と敗戦口調だ。

 これについて球団関係者は「今はまだイライラを抑えてメッセは頑張っている。春先のようにキレてしまう前に勝ち星を先行させてあげないと、と選手は思っている」という。あるコーチも「メッセの“イライラ病”再発をさせてはいけない。皆で白星をつけて阻止しないと…」と声を大にする。このままではまずい。何とかしなければ、との焦りがチーム内にあるのだ。

 別のコーチはこんなこともいう。「春先のメッセは思うようにいかずイライラしていたけど、あいつは変わったよ。今日もマウンドでは興奮している様子もあったが、降板してからは気持ちを切り替えてベンチに戻り、大きな声で応援していた。本人は頑張っている。何とか頑張っているうちにメッセに白星をつけてあげないといけない」。イライラしまくりの問題児だったメッセンジャーが、今ではベンチで「応援団長」まで務めている。絶対に“逆戻り”させてはいけない、そのためにも白星を、となっているわけだ。

 メッセンジャーの次回登板は19日の巨人戦(東京ドーム)になる見込み。「勝負の9月」に突入する前に何とかしたいところだが、果たして…。