阪神ナイン一致団結“福留さんを休ませよう”

2015年08月11日 16時00分

福留のコンディションキープが今後の虎のカギを握る?
福留のコンディションキープが今後の虎のカギを握る?

 首位・阪神は11日から京セラドームで最下位・中日と3連戦。2位のヤクルト、3位の巨人とはわずか1・5ゲーム差(10日現在)だけに、下位球団相手に取りこぼしたくないところだ。そんな中、虎全体が打線の中核を担う福留孝介外野手(38)絡みのことで一致団結しているという。それは…。

 

 日本球界復帰3年目となった今季、福留は虎の中心的な働きを見せている。10日現在、打率2割6分3厘、16本塁打、51打点。本塁打はチームトップ、打点はチーム2位の成績だ。打撃のみならず、右翼の守備でも美技を連発し、たびたびチームを救ってきた。阪神首位の立役者といっていいだろう。

 

 一方で、そんな福留の起用について、和田監督ら首脳陣は細心の注意を払っている。特に疲労が蓄積しやすい人工芝での試合が続いた際には、戦力ダウンを承知で休養日を設定し、スタメンから外してきた。福留は38歳という年齢に加え、下半身に、いくつもの古傷を抱えているからだ。

 

 ペナント争い終盤はもちろん、その先に控えるポストシーズンの戦いなど、大事なところでの福留不在は絶対に避けなければならない。そのための最善策。和田監督は「そういう(福留が休む)試合がこれから何試合かあるからね。そこらへんの対策は考えていかないといけない」と今後も福留には週1日程度の休養日を設けるつもりだ。

 

 ベテラン・福留を思う気持ちは首脳陣だけではない。チーム内でも「福留さんの負担をできるだけ減らさなければ…」のムードは高まる一方。ナインは「みんなの頑張りで、福留さんの休養日をさらに増やそう!」と奮い立っているという。

 

 その内容を、あるコーチがこう明かす。「とにかく序盤から大量点を取る。福留に休んでもらうにはこれが一番だ。序盤か、中盤のうちに早々に試合を決めて守備固めで(福留に)守備交代を送れる状況にする。週に1回、これができれば、休みがさらに増えることになる。みんな、それをやる気満々なんだよ」

 

 さらにはこんな声もある。「移動の時とか、若いやつが積極的に福留の荷物持ちなどを買って出るのもいいんじゃないか。少しでも負担が減るわけだし…」(球団関係者)。福留を疲弊させるな!で一致団結の虎。主砲をうまく休ませて頂点にたどり着こうという計画だ。