李大浩が“恩人”岡田監督への思い語る

2012年09月30日 18時00分

 オリックスが26日のソフトバンク戦(京セラドーム)に3―0で勝利し、球団ワーストの連敗記録を12で止めた。

 

 12日の西武戦以来、15日ぶりの白星の立役者は、初回に決勝打となる23号2ランを放った主砲・李大浩内野手(30)だ。打点をリーグトップ独走の87に伸ばし、本塁打数はトップの西武・中村に2本差と迫ったが、李は「もう少し早く打ちたかった。打っていればこんなことにならなかった…」と複雑な表情を見せた。

 

「こんなこと」とは前日(25日)の岡田監督の電撃休養。最後のあいさつで涙を見せたという李は恩人への感謝の思いを明かした。

 

「自分の野球人生でこういう(監督が突然休養する)経験はこれまでなかった。正直、試合に集中するのは大変だった。みんな複雑な気持ちだったと思う。自分も試合に集中しきれない部分もあった。でも、チームが連敗をしているのでそれを止めなければいけないという思いもあった」

 

 さらに李は続ける。「監督は釜山にも記者会見に来てくれた。日本にも呼んでくれたし、特別な思いがある。今はとても寂しい。自分が調子の悪かった4月、5月も信頼して使ってくれた。それがなければ今の自分の立場はなかったかもしれない。監督には感謝してもしきれない」

 

 チームの最下位が決まり、岡田監督は去った。しかし、恩人のためにも不名誉な記録を続けるわけにはいかない。そんな思いがチームを地獄から救った。