「金本さん抜きで勝ち越し」虎ナイン一丸

2012年09月30日 18時00分

 今季限りで引退する阪神・金本知憲外野手(44)が26日のヤクルト戦(神宮)の9回一死に代打で登場し、6号ソロを放った。試合は4―10で敗れ、焼け石に水の一発だったが、スタンドは大盛り上がり。この一打で通算4478塁打となり衣笠祥雄氏を抜き、プロ野球歴代で単独5位。さらに通算打点でも長嶋茂雄氏の1522にあと1だ。

 

「こんな試合やからな。本塁打が一番、お客さんには…。ヤクルトファンの拍手がうれしかった」と金本。引退試合の10月9日のDeNA戦(甲子園)まで全力プレーを見せ続けるつもりだが、虎ナインも負けられない思いでいっぱいだ。「金本さんに“自分がいなくなっても大丈夫”と思ってもらえるように『金本さんがスタメン落ちした残り試合は勝ち越さないといけない』とみんなで話し合っているんです」(チーム関係者)

 

 しかし、そんな気持ちも空回りしているのか、金本の9・12引退表明以降、金本スタメン落ちの試合の成績はここまで3勝5敗1分け。勝ち越すためには、残り7試合のうち2試合を金本が先発出場するとして5試合を4勝1敗で乗り切らないといけないが、ナインはそれをあえてノルマに掲げたのだ。

 

「金本さんには思い残すことなく引退してほしいからね」と、ある選手は言葉に力を込めるが、どうなるか。数字的にはこちらも崖っ縁だが…。