「ホークス知る男」に完敗…痛い4・5差

2012年09月27日 12時00分

 ソフトバンクは26日のオリックス戦(京セラドーム大阪)に0―3で敗れた。前日25日からオリックスの指揮を執っているのは、秋山政権初年度のヘッドコーチだった森脇監督代行。チーム内からは、その勝利への執念を警戒する声も出ていた。打線は相手を上回る9安打を放ちながらも無得点。逆転Vへ向け1試合も落とせない中で、最下位チーム相手に痛すぎる黒星となった。

 

 まさかの黒星だ。逆転Vでのリーグ3連覇を目指すソフトバンクが、球団ワースト記録の12連敗を喫していたオリックスに足をすくわれた。

 

 危険な空気はあった。前日25日に岡田監督が突如休養。代わってタクトを振ったのは、13年間ホークスのユニホームでコーチを務め、王監督が休養した06年に監督代行、秋山政権初年度の09年にヘッドコーチを任されている森脇監督代行だった。

 

 その性格はチームの誰もが熟知するところ。しかも、最近では08年のオリックス・大石監督代行(現ソフトバンク・ヘッドコーチ)や2010年のヤクルト・小川監督代行など、監督が途中休養して以降、チームが別物のように一変したケースも多い。それだけに「森脇さんはここが見せ場だとばかりに、相当やる気になってくるはずだ。うちのことは熟知しているしね。何としてでも勝ちたいと思ってるんじゃないか。オリックスの選手も監督が代わってノビノビやってきそうだし…。このカードが終わってもオリックス戦を2試合残している。嫌な感じがするね」(チーム関係者)

 

 前夜の試合こそ歯ごたえを感じさせないほど大楽勝だったが、この日は一変して大苦戦。先発の新垣は一発に沈んだ。初回に李大浩に23号2ランを浴びて先制を許すと、4回途中で降板。「チームに申し訳ない。本塁打を打たれた球はちょっと甘いところだった。昨日の勢いを保っていくためにも、しっかり試合を作りたかったんですが…」とうなだれた。

 

 この日、首位・日本ハムはロッテを下し、ゲーム差は4・5にまで広がった。残りは7試合。逆転Vは風前のともしびとなっている。