エルド2発!広島ついに連敗止めた

2012年09月27日 12時00分

 広島が連敗を「8」で止めた。26日の巨人戦(マツダスタジアム)は4―0でものにした。絶不調だった打線が大爆発。エルドレッド内野手(32)が10、11号と2打席連発で本塁打を放てば、代打の切り札・前田智も2試合連続となる適時打で巨人を突き放した。今季、巨人戦は5度目の登板となった先発・今井も7回無失点の好投を見せて2勝目を上げた。

 

 助っ人の爆発とベテランのひと振りで連敗を止めた。

 

 0―0で迎えた6回だった。5回まで無得点に抑えられていた巨人・澤村から、エルドレッドがバックスクリーンに飛び込む10号ソロ。遅まきながらも、これが猛打の口火になった。

 

 続く7回、代打・東出の安打から一死二塁のチャンスをつかむと、代打・前田智が粘りに粘った末に11球目を右中間に運んで追加点。さらに、エルドレッドが2打席連発となる特大の11号2ランを左翼席上段に叩き込み、澤村をKOに追い込んだ。

 

 終盤まではいつものようにチャンスで一本が出ない悪循環だった。それでも「粘っているうちにバットがスッと出たよ。とにかく連敗を止めて前を向いてやるしかない」というベテランの意地の一打。そして、勝負強さを買われて来季の残留が濃厚となっているエルドレッドも「会心の当たり。前田サンがつないでくれたからね」とパワーを見せつけた。

 

 先発の今井も目の覚めるような好投で勝ち星をつかんだ。初回から三者凡退で好発進を切った右腕は3回まで無安打投球。4回に坂本に初安打を浴びたが、その後も乱れることなく安定感のある投球を披露した。7回に安打と失策で一死一、二塁と最大のピンチを迎えたものの、大田に内角へのシュートを打たせて併殺を奪って無失点で切り抜けた。

 

 今季、ここまで登板4試合で防御率4・35、0勝3敗と“カモ”にされていた巨人が相手だったが「来年に向けて『嫌だな』と思わせるようなピッチングをしたい」との宣言通りリベンジを果たした。

 

 チームは連敗を「8」で止めて長かったトンネルを脱出。クライマックス・シリーズ(CS)進出は絶望的な状況だが、この白星をきっかけに一つでも多く勝利を重ねたいところだ。