第97回全国高校野球選手権大会で、明徳義塾(高知)と初戦で顔を合わせる敦賀気比(福井)の東監督は「素晴らしい高校で監督もすごい方。負けずに自分たちの野球をやりたい」と引き締めた。春夏連覇に期待がかかるが、篠原主将は「あまり考えていない」と自然体だ。それよりも準決勝で負けた昨年の悔しさがあると言い「去年負けてから、この夏のために練習してきた。思い切りプレーしたい」と意気込んだ。

 一方、明徳義塾の名将・馬淵監督は「強いとこと当たったな~と思ったらセンバツ優勝校やないか。初めてやな。まあ、ウチはどこと当たっても弱いわ。貧打で攻撃力もない」。そんな弱気な言葉を並べつつ「さっき向こうの東監督と話したら(相手エースの)平沼の調子がイマイチらしい。センバツの疲れはなかなか取れないからな。招待試合とかでエースを投げさせないといけないし…」とも。「しっかりした野球をやればいい試合になるかな。強いとことやる方がかえってやりやすい。負けても周りが納得してくれるやろ」と豪快に笑い飛ばした。