阪神の夏バテ対策「練習は希望者のみ」

2015年08月04日 16時00分

マートン(左)とゴメス(右)の夏バテをオマリー打撃コーチ補佐は心配している
マートン(左)とゴメス(右)の夏バテをオマリー打撃コーチ補佐は心配している

 阪神は3日、高校球児に本拠地・甲子園を明け渡し、長期ロードに出発。和田豊監督(52)は「ビジターでの相性が悪い。借金が10あるからな。少しでも減らしていけるようにしていかないと」と危機感を募らせた。3日現在、今季の阪神のビジターゲーム成績は17勝27敗1分け。ホームゲーム(京セラ、倉敷も含む)の31勝19敗に比べると惨たんたる数字。ビジター15試合が待ち受ける8月の遠征は、まさにVの行方を占うと言っていいが、そんな中、トーマス・オマリー打撃コーチ補佐(54)が和田監督に対して「希望者のみの打撃練習」などを近日中に“直談判”するという。

 

 連日の猛暑で気温は30度を超え、さらには湿度も80%以上という最悪の環境でプレーし続けてきたせいでナインは疲労困ぱい。7月31日には藤浪が今季最短4回途中6失点でKOされた上、足がつりかけるアクシデントも発生。こまめな水分補給、練習時間の「時短」など熱中症対策も行ってはいるが、首脳陣の一人は「今年は気温も湿度も尋常じゃない状態」と頭を抱える。オマリーコーチはこの事態を重く見た。

 

「特にマートンとゴメスが相当、疲れているのが気になる。今年は暑いだけじゃなく、蒸し蒸ししている。練習時間も春と比べると(夏場は)少し短くしているけど、もっと短くするとか、希望者だけ打撃練習するとか取り入れてもいいと思う。長くやればいい練習ができるという考えはもう古い」。ゴメスはここ5試合で打率1割1分1厘、マートンも再三の得点機で凡退の山を築くなど完全に「夏バテ状態」だけに放っておけないようだ。

 

 オマリーコーチが描く夏場対策は、今季ヤクルトが実施しているスタイル。ヤクルト・真中監督は「これだけ暑いと練習だけで力を使う。打ちたいヤツだけやればいい。室内で練習するだけでもいい」と7月31日~8月2日の甲子園での阪神戦では希望者だけ打撃練習させた。その方式を虎でも、というわけだが、どうなるか――。

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