広島・グスマン “クズマン”返上の打棒爆発

2015年07月31日 16時00分

4回に来日1号を放ったグスマン

 広島のヘスス・グスマン内野手(31)が名誉回復の活躍をみせた。30日のヤクルト戦(神宮)の4回、石川から来日初アーチを打てば1点を追う8回には逆転打を放つ爆発ぶり。殊勲の助っ人は「少ない打席のなかではリズムとタイミングが大事。いつもピンチヒッターのつもりでやっている。こういう結果が出てうれしい」と笑顔をみせた。

 

 評価はどん底だった。外国人選手枠に泣かされ3か月以上、一軍での出番はなし。エルドレッドの産休により24日から昇格したものの、結果が出せず28日の試合では代打で見逃し三振した直後にベンチ裏で大暴れ。緒方監督からお叱りを受けるほどで、周囲からは冷ややかな視線を送られ始めていた。

 

 また、二軍での調整期間中もモチベーションが上がらず気の抜けたような練習態度を取ることもあったため、チーム内の一部から名前をもじって「クズマン」とやゆされることも…。そのため7月上旬、家族のパスポート更新のため一時帰国した際には「このまま日本には戻ってこないのではないか…」と本気で心配されたこともあった。

 

 そんな状態が続けば問題児と化した巨人・フランシスコの二の舞いになりかねなかったが、自らのバットで失地回復してみせたのだ。試合後「あのときは自分に対してイライラしてフラストレーションがたまっていろいろベンチ裏でやってしまった。『そういうことするな!』と止めてくれた監督に感謝している。プレーで返したい」と2日前の暴走をざんげしたグスマン。今後も優等生に変身してチームに貢献することができるか。