ソフトB・工藤監督 采配的中のウラに精力的チェック

2015年07月31日 11時00分

打撃投手を務め、選手の調子をチェックする工藤監督

 ソフトバンク・工藤監督が30日、西武第二球場で行われた野手の指名練習に参加。打撃投手を買って出て、吉村と川島に合計67球を投げた。これまでにも投手練習で先発にアドバイスを送ってきたが、この日の熱投も指揮官にとっては重要なチェックだという。

 

 鷹の指揮官が、この日も精力的に動き回った。午前中に盛岡から東京へ移動。チーム宿舎にチェックイン後、またしても休むことなく野手のピックアップ練習に参加した。西武第二球場室内練習場の気温は30度を超えたが、工藤監督はキャンプ以来となる打撃投手を務め、吉村と川島に合計67球を投げた。

 

 指揮官は「オレなんて(やることは)考えるのと(サインを出すために)こうやって手を動かすくらいだろ? こういうときに動かないとね」とニッコリ。ただ、明確な意図もあった。「少しずつは分かるようになってきたけど、後ろから見ても分からないからね。投げてみたほうが、タイミングの取り方だったり(調子などが)分かる部分があるからね」

 

 通常、監督は野手の打撃練習を打撃ケージの後ろから見る。しかし、投手出身の工藤監督は、これまで長いことマウンドから見てきた。実際に「打撃投手は選手の調子を把握してるからね」(チームスタッフ)との声があるように、特徴や状態をつかむには投げるのが一番いいというわけだ。

 

 例えば、今回の“対戦”で状態をチェックした吉村と川島は、先発出場の機会もあるが、対左投手の代打としても結果を残している。代打起用を含め采配がことごとく的中する工藤監督だが、こういった準備の積み重ねの結果なのは間違いない。

 

 リーグ戦再開後20勝5敗とシーズンが進むにつれ強さは増す一方。それでも意欲的な指揮官の姿勢はソフトバンクの大きな強みだ。