7連勝中のヤクルト止めた! 黒田7回1失点で7勝目

2015年07月29日 11時00分

3回、松山の犠飛で生還した菊池(左)をベンチで迎える黒田

<ヤクルト2-11広島(28日)>復活祭だ。広島が28日のヤクルト戦(神宮)に11―2で大勝した。球宴第2戦以来10日ぶりのマウンドとなった黒田は安定感抜群の投球。7回を7安打1失点に抑え、1か月半ぶりとなる7勝目を挙げた。前カードの巨人戦で停滞ムードだった打線も14安打11得点と爆発し、男気右腕を援護。チームも4位に浮上した。

 

 黒田の気迫の投球が勝利を呼び込んだ。7連勝と好調なヤクルト打線を「バランスが取れた打線で得点力も高い。しっかりと投げないといけない」と警戒していた男気右腕は初回からエンジン全開。ツーシームにスプリットやスライダーを交えてゴロや内野フライの山を築いた。2点リードの4回二死三塁から大引に適時打を浴びて1点を返されたが、その後は危なげない投球で7回まで力投。神宮球場で6回5失点と打たれて黒星を喫した5月1日のリベンジを果たした。

 

 万全を期してのマウンドだった。当初は前カードの巨人戦の初戦に登板する予定だった。しかし、雨天中止の関係で前田がスライド登板することになったため、首脳陣は右肩や右足に不安を抱える黒田の復帰を思い切ってこの日まで延ばすことを決断。球宴第2戦からは10日ぶり、シーズンでは7日のDeNA戦以来の登板となったが、十分に間隔を空けたことが奏功した形だ。

 

 夏場の登板について黒田は「米国でも暑いところはたくさんあった。どれだけ体が慣れるかだと思う」と話しているが、首脳陣は今後も「しばらくはこの形でいくことになると思う」(畝投手コーチ)と火曜日固定で中6日で登板させる考え。シーズン終盤にフル回転してもらうための配慮でもある。

 

 そんな黒田を援護しようと野手陣も躍動した。2点を奪った打線は1点差に迫られ迎えた6回に火を噴いた。二死走者なしから田中の四球が口火となって二死満塁のチャンスをつくると丸が2点適時二塁打。「何とかタイムリーになってよかった」というチームリーダーの一打で勢いづくと、菊池、シアーホルツの連続適時打で一気に試合を決めた。

 

 首位・ヤクルトとの3連戦初戦をものにして連勝を飾った赤ヘル。力投で黒田がつくった流れを無駄にしてはならない。