政界動いた!「金本国民栄誉賞」

2012年09月30日 12時00分

「これからの日本の青少年に、極限まで頑張る精神がいかに大事かということを教えた人だと私は思います。ずぬけた天賦の才能で記録を達成するのもすごいことだし、もちろん彼も才能があるんだろうけど、彼の場合はものすごい鍛錬もしているよね。努力の象徴ですよ」

 確かに金本は「努力の人」だ。91年の広島入団時は線が細く、非力だった。12日の引退会見でも最初の3年間を「いつクビになるかと思って苦しかった」と振り返っている。そこから血のにじむような練習で肉体改造し、レギュラーの座をつかんだ。2003年にFAで阪神移籍後は、そのストイックな姿から「鉄人」の呼称が定着した。

 04年には死球で左手首を骨折したが、翌日の試合で右手一本で安打を放つ離れ業をやってのけた。10年のオープン戦では右肩の棘(きょく)上筋部分断裂という重傷も負った。その後は右肩の痛みと闘いながらの3年間だったが、本塁打や安打、打点の通算記録を伸ばし、球史にさんぜんたる数字を残した。逆境の中で立ち向かう姿が竹本氏の胸に響いたのだ。

 今回の竹本氏の発言を受けて、阪神球団の関係者も「そういったお話をしてくださるのは非常に光栄なことでしょう。(球団にとっても)タイガース時代の活躍も含めて、評価していただいていますので」と反応した。

 引退までいよいよ秒読み段階に入った。ユニホーム姿の鉄人は間もなく見納めとなるが、第二の人生もさまざまな話題を振りまいてくれるはず。まずは最高の勲章を手にできるか、注目される。

 

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