ソフトバンクが26日のオリックス戦(ヤフオクドーム)に延長戦の末1―5で敗れた。後半戦初黒星で連勝が5でストップした。

 もっとも、球団内ではここにきてすごみを増す工藤監督の“キレキレ采配”に、さらなる首位独走への自信を深めるばかり。球団フロントからも「采配が神がかっている。ドンピシャ。あの笑顔の裏側ですごく緻密に考えているからね。感心させられる。それでいて“持っている”ところもあるんだろうね。バシバシ当たるからね。本当にすごい」との声が出ている。

 今回の3連戦でも、驚異の的中率を誇った。初戦では、17打席ヒットなしの福田を1番で6試合ぶりとなるスタメンに抜てき。その福田が2打点を挙げて2―1で勝利すれば、2戦目でも1点リードの8回二死走者なしから、四球で出塁した指名打者の李大浩に迷うことなく代走・川島を起用。続く松田の左翼フェンス直撃の二塁打で勝負ありの2点目を奪った。「状況的には二塁に行ってからかと思ったけど、ずばり次の打者であの当たりしかないという当たりが出るんだからね」(球団関係者)

 この日は負けこそしたが、2日続けて登板していたチーム登板数トップの守護神・サファテをどんな展開でも完全休養させることを決めていた試合。まさに一休みだったというわけだ。貯金は25。独走へ死角がない。