<広島5-0巨人(26日)>巨人の2年目左腕・田口は後輩たちの快挙に続くことはできなかった。

6月2日オリックス戦以来の勝ち星をかけて登板した26日の広島戦は、打線の援護なく、6回2失点で3敗目(2勝)。この日は試合前に母校の広島新庄高が高校野球・広島大会で優勝し、夏の甲子園初出場を決めていた。地元での登板を前に「後輩の頑張りを見せられ大きな刺激を受けています」と語っていた左腕は、5回まで無失点の快投。だが6回に「(一塁走者の)シアーホルツが走ったのが目に入って、球が甘くなってしまった」と、梵に痛恨の決勝2ランを被弾した。

「こういう展開では、いかに相手に先に点を与えないかが先発の役目。点を取ってもらえないというのは言い訳にならない」と猛省した田口。降板後は、主将の坂本から「もっと走者を警戒して投げないといけない」と指摘を受け「次に生かしたい」とリベンジを誓っていた。