清宮値千金タイムリー二塁打も連続三振

2015年07月26日 06時00分

【西東京大会準決勝 早実2-0日大三】

 

 勝負を決めたのは“怪物1年生”清宮だ。


 3回二死一、三塁でこの試合2度目の打席が回ってくると、四球で歩かされた第1打席のうっぷんを晴らすかのようにフルカウントからの7球目、130キロ直球を強振。矢のような打球は右中間フェンスを直撃した。走者2人が生還すると、二塁上で大きなガッツポーズ。喜びを爆発させた。


「相手投手には今まで抑えられてきた。チャンスで1本打たないと苦しくなる。いいところにボールが来たので来た球を打っただけ」


 1年生とは思えない3番打者としての責任感でチームに先制点をもたらすと、これまでピリッとしなかった早実先発・松本が発奮。9回95球3安打2四球で公式戦初という完封劇を見せた。


 清宮は5戦連続安打で16打数9安打としたが、6回と8回に連続で空振り三振を喫した。公式戦初の三振にも「2つも三振をしてしまった。課題であるボール球を振ってしまったので決勝までに修正したい」と東海大菅生戦に気合を入れた。まだ待望の一発は出ていないが「ホームランはヒットの延長と思っている」と、こだわってはいない。


 今年は高校野球100年を記念し、早実OBの王貞治氏が8月6日の開会式後の試合で始球式を行う。「王さんが始球式をするのに自分たちがいないのは失礼」という清宮が、偉大なOBのためにも自らのバットで甲子園への切符を勝ち取れるか。