節目の記録にダブル王手をかけていた西武・中村剛也内野手(31)が24日の日本ハム戦(西武プリンス)で大谷翔平投手(21)から今季28号となるソロ本塁打を放ち通算300本塁打&1000本安打に同時到達した。
 
 メモリアル弾は一番打ちたかった相手から決めた。0―3とリードされて迎えた4回の第2打席、カウント2―2から中村は大谷の132キロのスライダーを一閃。レフトスタンドへと伸びていく放物線を目で追いながらスタンドの歓声で結果を確信した。
 
 1158試合、3886打数で決めた史上41人目の300本塁打、そして281人目の1000本安打。1158試合目での到達は巨人・松井秀喜の1200試合を超える歴代8位のスピード記録となった。中村は「スライダーです、打ててよかったです、300号本塁打も打ててよかったです」といつもより少し長いコメントを出しレフトスタンドのファンの歓声に帽子を取り応えた。
 
 ここまで通算18打数3安打、7三振に抑えられていた大谷からは昨年8月17日(西武ドーム)以来、2本目の本塁打。大谷にとっては2日のオリックス戦(札幌ドーム)でT―岡田に許した一発に次ぐ今季2度目の被弾となった。